質問者:高等学校2年生 女子バレーボール部 女性
- 指のケガに効果的なテーピングを教えてください。
- バレーボールなどの球技では指のケガはよく見られます。骨折やその他注意を必要とするケガの場合もありますので、改善が見られなかったり強い痛みを伴ったりする場合は、一度病院を受診することをおすすめします。今回は前述以外のケガに対するデニバンライトを使用したテーピングを、第二指(人差し指)を例にご紹介します。
1.中手指節関節(ちゅうしゅしせつかんせつ:MP関節)伸展制限
MP関節を反らすと痛みが出る場合に効果的です(写真1)。
[デニバンライト30mmを使用]
・テープの長さ : MP関節から手首までの長さ(写真2)
<貼り方>
テープの片側に1.5~2cmのたての切込みを入れます(写真3)。
切込み部分の台紙を剥がし、指に巻きつけます(写真4)。
MP関節を少し曲げ、残りの台紙を剥がして手首に向かって引きながらテープを貼ります(写真5,6)。完成(写真7,8)。
2.指節間関節(しせつかんかんせつ:PIP関節、DIP関節)屈曲制限
指を曲げると痛みが出る場合に効果的です。
[デニバンライト50mmを使用]
・貼る体勢 : 指を伸ばした状態で構えます(写真9)。
・テープの長さ : 指の外周の長さ(写真10)
<貼り方>
写真のように、中心1/3を残してテープの両端に切込みを入れます。この時テープの方向に注意します(写真11,12)。
台紙を剥がし、巻く関節を中心に近位(よりMP関節に近い側)および遠位(指先に近い側)に巻きつけます(写真13,14)。完成(写真15,16)。