ディスパッチクレーマーレポートトレーニング編(2012年05月号)
質問者:高校生 バレーボール部 男性
- ダイナミックフレキシビリティを毎日のウォーミングアップに取り入れたら、股関節や肩甲骨の動きが良くなった上に体幹にも力が入るようになりバレーボールの動きが安定してきました!
- うれしい報告をありがとうございます!ダイナミックフレキシビリティは日本語に訳すと「動的柔軟性」です。運その名の通り、動きを伴う柔軟性なのですが、正確に行うことによって他にも様々な効果を得ることができます。
下の写真はラテラルツイストステップ(2011年9月を参照)を真横から撮影したものです。写真のようにダイナミックフレキシビリティにおいて股関節や肩関節を大きく素早く動かすためには体幹や軸脚となる股関節を安定させることが必要です。言い換えると正確にダイナミックフレキシビリティを行うということは、体幹や股関節の安定性を向上させるトレーニングにもなるのです。
最後に皆さんにクイズです。
スポーツ選手が1年間で最も多く行うトレーニングは何でしょうか?
答えは…
ウォーミングアップ(プリパレーションタイム)です!
ウォーミングアップの最大の目的は練習や試合前に行う準備運動ですが、一方でスポーツ選手が1年間に最も多く行う“トレーニング”でもあるのです。短時間でもダイナミックフレキシビリティを正確に毎日コツコツ続ければ、1年後、2年後には大きな成果となることをお約束します。