新たなシーズンが始まるこの春、新しいスポーツを始める人やより競技に適した身体作りに取り組む人も多いでしょう。競技によっては、パフォーマンスの向上ために増量や減量をしますね。これを「ウエイトコントロール」と言います。ウエイトコントロールには、身体に取り入れたり、使ったりする「エネルギー量」の変化が大きく関わりますが、皆さんは自分がどれだけのエネルギー量を必要としているのか知っていますか?
このように体重の増減から、摂取・消費エネルギー量を調整することができるので、体重の変化はウエイトコントロールのひとつの指標にすることができます。しかし、これだけではウエイトコントロールをマスターしたとは言えません!
試合に勝てる身体を作るためには、競技に適した「身体組成」にすることが重要です。身体組成とは身体を構成する要素のことで、体脂肪と筋肉・骨・内蔵・水分などの除脂肪組織に分けることができます。
同じ体重の2人の選手がいたとします。体脂肪の割合が多い選手と、筋肉などの除脂肪組織が多い選手、どちらがキレのある動きができるでしょうか? もちろん除脂肪組織が多い選手ですね!筋肉は自ら伸縮して力を発揮し、骨はその筋肉を支える役割があります。しかし、脂肪にはそのような役割はなく、動きのジャマをするだけの「余分な重り」となってしまうのです。
競技に適した身体組成を手に入れるために、体重の増減だけでなく、筋肉量や体脂肪量の増減も視野に入れ、正しいウエイトコントロールをマスターしましょう。
今回は「鶏の照り焼き」を例に、摂取エネルギーを抑えるために、脂質カットのコツをご紹介します。
鶏の照り焼き
鶏肉を事前に電子レンジで温めておくと、時短調理することができるので、使う油の量を減らしても、材料が焦げつくのを防ぐことができます!
材料 2人分
鶏もも肉 … 1枚
塩、こしょう … 少々
(A)酒 … 大さじ1
(A)みりん … 大さじ1
(A)醤油 … 大さじ1
(A)砂糖 … 小さじ2
サラダ油 … 適量
1人分あたりの栄養価
【脂質カットレシピ】
エネルギー 198kcal
脂質 5.1g
たんぱく質 25.2g
【基本のレシピ】
エネルギー 384kcal
脂質 25.0g
たんぱく質 25.0g
①鶏肉の皮を取り除き、塩・こしょうをする。
149kcalカット!
②クッキングシート、またはテフロン加工をしたフライパンを中火で熱し、鶏肉を焼く。
サラダ油を使わずに37kcalカット!
③焼き色がついたら、弱火にして中心までよく火を通す。
火を止めて(A)調味料を加え、再び中火で煮詰める。
⑤たれが鶏肉に絡んだら火を止めて、食べやすい大きさに切り、残りのたれをかける。
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