まだまだ寒い日が続きますが、冬期トレーニングも中盤にさしかかりました。冬期トレーニングを充実したものにするためにも、今一度、トレーニングの内容を見直し、バランスよくトレーニングができているのか、さらには目的に合ったトレーニングができているのかを確認してみましょう。これまでのディスパッチでも、競技パフォーマンスの土台となる基礎体力の重要性を何度か紹介してきました。ディスパッチVol.115 2016年11月号でも紹介した通り、トレーニングはどれか一つの要素に偏り過ぎることなく、全面的にトレーニングをしていく必要があります。また、それらの体力要素が、走る・跳ぶ・方向転換などのゼネラルスキルの向上に繋がるように意識していかなければなりません。そこで今回は、基礎体力トレーニングとして、特に柔軟性やバランス能力、
スパイダーウォーク
四つ這いの姿勢から、手と足を大きく開きます。右手と左足を同時に動かし、片側の肘と膝をつけるようにして前に進みます。股関節を大きく開き、腕とタイミングを合わせて進むようにしてみましょう。<柔軟性、筋力(体幹)、巧緻性>
カエル跳び<その場>
屈んだ状態から、両手を前について足を振り上げます。手でしっかりと体を支えて、慣れてきたら空中で足を一回タッチしてみましょう。<筋力(体幹)、巧緻性>
カエル跳び<移動>
カエルが跳ぶように、ジャンプしながら前に進みます。手や体幹で体を支えつつ、タイミングよくジャンプで進めるように行いましょう。<筋力(体幹)、巧緻性>
片足スクワット
片足での筋力、バランス能力を向上させるエクササイズです。ステップ台や低めのイスなどに座り、片足をまっすぐ伸ばして地面から離します。もう片方の足で地面を押しながら立ち上がりましょう。スムーズな動作とバランスを意識しましょう。<筋力(体幹)、バランス能力>
片足ラダー(ジグザグ)
片足ジャンプでジグザグにラダーを進みます。特にバランスとリズムを意識して、右から左、左から右へと方向が変わる局面でバランスを崩したり、ジャンプのリズムが乱れたりしないように気をつけましょう。<筋力(体幹)、バランス能力>