新しい環境でトレーニングを始める選手に多いケガの一つに、シンスプリントがあげられます。この号では、シンスプリントの要因を、皆さんの足の裏に存在するセンサー、「メカノレセプター」に着目して探っていきます。さらに、この「メカノレセプター」を活性化させ、シンスプリントを予防するコンディショニング方法を紹介します。
シンスプリントを予防するための、アーチサポートのテーピング方法は、ディスパッチVol.97 2015.5月号で紹介しています。

目次
・メカノレセプターとは？
・シンスプリントを予防するためにメカノレセプターを活性化させよう！
・メカノレセプターを活性化させる「コンディショニング方法」

メカノレセプターとは？

足の裏に存在する、
全身のバランスを保つための
センサーのことです。
「身体が前に傾いている」「滑りやすくなっている」「凸凹がある」など、足裏のセンサーが感じとった情報は脳に伝達されます。脳はこれらの情報をもとに、状況に合った動きを選んで、各筋肉に指令を出し、全身のバランスを保ちます。
メカノレセプターの感度が落ち、センサーがうまく機能していないと、脳からの適切な指令が出せず、本来使わなくてもいい部位に力が入って負担がかかってしまい、シンスプリントなどのケガを引き起こす原因となるのです。

シンスプリントを予防するためにメカノレセプターを活性化させよう！

メカノレセプターを活性化させるポイントは以下の3つです。

これらを整えることにより、身体のバランスが崩れやすい接触プレーや、雨の後の滑りやすい土地での練習、あらゆる動作やいかなる環境でも身体のバランスをとりやすくなります。足裏が敏感になりメカノレセプターの感度が上がることで、バランスのとれた接地ができて、シンスプリントの予防に繋がります。

メカノレセプターを活性化させる「コンディショニング方法」

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