なんとなくお腹の調子が悪い。けれど体調を崩しているわけではなく… 冬特有のアスリートのお悩みが、「お腹の不調」。
冬は気温が低いので、汗で濡れた部分の温度がどんどん下がり、お腹の周りが冷やされ、下痢や便秘などのお腹の不調を訴える選手が多くいます。
どうしたらいいのかわからないお腹の不調は、練習の集中力にも影響しますね。大事な練習を集中して行うには、練習後すぐに体を温める日々のケアがとても大切です。
今回は、「体を内側から温める」マストレシピ「鍋料理」を、体作りの目的に合わせてご紹介します。練習後に短時間で準備ができ、たくさんの栄養素が摂れる鍋料理で寒さに負けない体を作りましょう!

目次
腸は第二の脳
この冬おすすめ! 鍋の食材の組み合わせ
この冬は鍋で強くなる1目的に合わせた鍋料理をご紹介!

腸は第二の脳

腸は第二の脳と言われるほど体のことをよく考えており、みなさんの疲労度も腸の状態に影響を及ぼしています。下痢や便秘などの腸の不調は体が疲れているサインです。
腸には大きく分けて、小腸と大腸があります。小腸は食べたものを吸収するメインステージ、大腸は小腸で吸収されなかったものが通過し、水分が吸収され、便として排泄へと向かうラストステージ。疲労や冷えよって、腸の働きを
上手にコントロールできなくなると、お腹の不調に繋がります。
腹痛かめうさ

常住

この冬おすすめ! 鍋の食材の組み合わせ

貧血対策

レバー×水菜
貧血対策には日頃からしっかり鉄を摂りましょう!レバーの鉄は水菜のビタミンC、Eと組み合わせると、吸収されやすくなります。水溶性のビタミンなので、鍋の汁も摂ること、煮過ぎないことがポイント!
ビタミンC

減量

トマト×パプリカ
減量中は「酸化ストレス」が増え、筋疲労の増大や、パフォーマンスの低下に。トマトの赤い色素に含まれる「リコピン」には抗酸化作用があります。より効果的に摂るには、ビタミンEが摂れる赤パプリカとの組み合わせが○
リコピン

疲労回復

ニラ×大根
疲労回復するためには、血行を良くし、疲労物質を排出しやすくすることが大切です。
ニラには冷え性を緩和し、胃腸を整える効果があり、消化酵素の多い大根と組み合わせることで疲労回復を促進します。大根は加熱しすぎないことがポイント!

増量

白菜×豚肉
増量中は、トレーニングの疲労から食欲が落ち、内臓まで疲労困憊になりがちです。肝機能を高めるためには、白菜とビタミンB1の多い豚肉の組み合わせが○
ビタミンB1

この冬は鍋で強くなる!目的に合わせた鍋料理をご紹介!

鶏塩白湯鍋

鶏トマト鍋

豚つくね鍋

十勝鍋



vol143 ディスパッチ
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