■足関節捻挫2度
第1段階(1日目〜2日目)
この期間はRICE処置を中心に行ないます。
痛みがあまり無い場合に限り下記のリハビリテーションを実施します。
またリハビリ終了後は直ちにアイシングを行ないましょう。
ROM
AR1, 2, 3 各10×2〜3セット(痛みの無い範囲で行う)
筋力
この時点では控えます。
固有受容性
AP1 10×2〜3セット(痛みがある場合は控えます。)
機能
この時点では控えます
心肺機能
第2段階(2日目〜6日目)
ROM
AR4, 5, 11 を10×3セットと AR13 を10(10秒)×3セット行ないます。
筋力
AS11, 13, 16 を10×3セット行ないます。AS13, 16 の強度(チューブを引く強さ)は痛みの無い範囲に留めます。
AS13, 14, 16 で痛みが無ければ AS1, 3 を10(6〜10秒)×3セット追加します。
固有受容性
AP2, 3 から痛みが無く難易度の高いものを一種目選択し、2〜3秒荷重します。状態に応じて10回を2〜3セット繰り返します。
AP3 で痛みが無くなった場合 AP4 に移行します。AP4 を失敗せずに2分間できたら AP5 に移行します。
機能
AF3を痛みの無い範囲で行ないます。
心肺機能
患部に負担の掛からない上半身を使った運動(例:ステーショナリーバイクを手で漕ぐ等)に限定します。
※痛みが無く足首を動かすことが可能でAF3(ウォーキング)が足を引きずらずにできたら第3段階に進みます。
第3段階(7日目〜12日目)
ROM
AR11, 14, 15
筋力
AS13, 15, 16 を10×3セット行ないます。強度(チューブを引く強さ)は痛みの無い範囲に留めます。
AS13, 15, 16 で痛みが無ければ AS23 を10×3セットと AS1, 2, 3 を10(6〜10秒)×3セット追加します。
固有受容性
AP5 を2分間×2〜3セッット行ないます。
AP5 を失敗しないでできたら AP8 に移行します。AP8 を10×3セット行ないます。
機能
KS30, 31, 32 を各10×2セット行ないます。
AF6 を痛みをゆっくりしたスピードで始めます。
AF6 を痛みが無く行なえた場合に限り AF18, 19, 28 を行ないます。但し AF18, 19, 28 は番号順に試しましょう。
心肺機能
縄跳び、ステーショナリーバイク、ジョギング、水泳
第4段階(13日目〜)
ROM
筋力
AS17, 18, 19, 26 を10×3セット
固有受容性
AP9 を10×3セット及び AP14 を10×3セット
機能
AF21, 22, 23, 24, 28, 29 をテーピングをして行ないます。
AF21, 22, 23, 24, 28, 29 で痛みが無ければ AF9, 10 を追加します。痛みの軽減に伴い AF33, 34, 35 を導入します。
心肺機能
縄跳び、ステーショナリーバイク、ジョギング、水泳