国内ワークショップ報告

■参加者の声■ (50音順)

◆岩田 秀彦 さん
(医)天陽会中央病院 整形外科医

今回、参加させていただき、医師として日常の診療に必要ながら、意外と時間を割いては学べない、体表解剖、徒手筋力の評価方法など、再学習することが出来て、鹿児島での診療に戻りましてから、患者さんに対しての、診かた、考え方が深まったような気がしております。

スポーツ選手を病院で診察、治療していくなかで、athletic trainer的な思考を加味しながら仕事をしなければならないと、いつも考えておりました。私の方向性に間違いは、なかった様です。

整形外科医は、ややもすれば手術の上達のみを目先で追いかけがちですが、手術の腕前とは、確実な病状の評価や、術後のリハビリの内容にも左右されます。そういう意味でも今回の内容は、私自身のレベルアツプに十分に役立つものであつたと、確信しております。

今から、trainerを目指す若い方々のエネルギーにも触れられましたし、あらゆる立場の人たちとも交流ができました。立場の違いは在るにせよ、診ているのは同じスポーツ選手です。そこに、仲間意識が芽生え、あっと言う間の1週間でした。

マイク、スコット両名の先生を通して、本場アメリカのスポーツ医学に触れることが出来ましたし、自分が今担当している患者さんについての質問にも丁寧に回答して頂き、大変参考になりました。
いつか、アメリカで本場の雰囲気を味わえたらと思います。

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◆滝沢 剛 さん
日体協スポーツプログラマー SAQインストラクター
トータルイマージョンスイミングアソシエートコーチ

世の中には沢山の資格がありますが最終的にはその個人の能力に依る所が大きいですよね。
「肩書きの資格より使える人」を目指してこのワークショップに参加しました。そして受けてみた感想は・・・

最初長くなるだろうと予想した1週間ですが、あっという間に過ぎてしまいました。
だからと言って資料を配ってその説明に終始するというのではなく、各関節の解剖から傷害のメカニズム、問診からスペシャルテストなどの評価法、MMT、リハビリテーションテクニックと内容はかなり実践的で実技もしっかりするので現場ですぐ使えるものでした。
お客様に対してコンディショニングをしている自分にとって今まで以上に筋、骨格などがハッキリ見えるようになり、評価もはっきりできるようになったので確実に効果が上がりました。

今回のワークショップはATを目指している方のみならず、トレーニングコーチや自分がトレーニングをしている方、コンディショニングをしている方など幅広い方にとって有効なものであることは間違いありません。

講師のマイクや2人のスコットに会えたのはとても貴重な体験でしたが、なにより沢山の仲間と知り合えた事もとてもすばらしい体験となりました。今後もこの仲間とは交流をしていくでしょう。

自分は必要だと思って探していたときにこのワークショップに出会いました。
同じようにこのワークショップを眼にした方、参加して損はありませんというより絶対参加するべきだと思います。