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■水疱(まめ)
スポーツのシーズン開幕時やシューズ・ラケットなどを新しく換えた時など、どの競技にでも頻繁に起こりうる外傷です。そのほとんどは摩擦によって生じます。例えば、幅が広すぎて足に合わない靴やソールの堅い靴、あるいはしわの多い靴下などをはいた際などに起こります。
■応急処置方法
圧迫を少なくするためには、プロテクティブパッド(厚さ5〜6mm)にドーナツ型の穴を開けて患部にあてる方法があります。その上から伸縮性のあるエラスチックテープやソフトエラスチックテープで覆い、パッドがずれないよう固定させます。まめは潰さないことが基本ですが、水がたまりすぎて圧迫感がある場合は、以下のように処置をします。
- きれいに消毒した針などで水疱に小さな穴を開ける。
- 中の水をだした後、患部をきちんと消毒する。
- もし競技を直前に控えている場合は、皮を切り取らずそのままの状態で処置をします。
- 古い皮の下に、新しく皮膚ができるまでは皮をなるべく切り取らないようにしましょう。
- 必要であれば、外傷用塗布薬を患部に塗ります。
- 水疱より少々大きな穴を開けたドーナツパッドを当て、テーピングで止めるか、バンドエイドで覆い、その上からモールスキンなどを貼ります。
■予防
水疱は、ほとんどが摩擦や圧迫を少なくすることにより防ぐことが出来ます。足にきちんとフィットする靴を履き、靴下を2枚重ねて使用する方法もあります。また、まめができそうな場所には、あらかじめモールスキンを貼ったり、ガーゼパッドをテーピングしておくことも出来ます。どちらを使用する際にも、しわが出来ないよう注意してください。赤くなったところをいち早く発見し、原因を考えることが大切です。
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