安 静
安静は、積極的安静(アクティブレスト)といって、受傷部位への負担を軽減させながらも、
なおかつ他の部位は受傷前のコンディションをキープすることをお勧めします。
運動からの完全休養は症状の一時的な緩和にはなりますが、
選手が復帰し、遅れてしまった時間を取り戻そうと無理をすると、症状が再発する傾向があるのです。
シンスプリントのリハビリにおける積極的安静(アクティブレスト)には、
エアロバイク、スイミング、またはウェットベルトを着用しての水中ジョギングなどがよいでしょう。
これらの運動のあとは、
アイスバッグをあてる直接アイシング、
また下記のアイスマッサージ、スラッシュバケットなどの方法でアイシングを必ず行います。
クライオキャップ
ネオプレーン素材のフットカバー。足関節全体を氷水に浸ける際につま先と足部の前部を冷たさから守り、不快感を最小限に抑えながら冷却効果を最大限に引き出します。
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ストレッチ
また、運動の前後に行うストレッチングは、すべてのアスリートにとって大切なものです。
特にケガをした選手にとって、ストレッチングは欠かせないもので、症状の悪化や再発を防ぐためにも完治後も継続すべきです。
脛骨過労性骨膜炎から復帰した選手に特に必要なストレッチをあげてみました。
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1) ステップ台や階段の端につま先をかけ、かかとを浮かせた状態で立ちます。
膝はまっすぐに伸ばして、かかとをゆっくりとステップの高さより下へ降ろし、ふくらはぎの筋肉を伸ばします(左図) |
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膝を伸ばした状態 でのストレッチ |
2) 上記と同じようにかかとを浮かせて立ちます。今度は膝を曲げて、
スクワットをしながらかかとを降ろしていきます。このストレッチで、
アスリートは筋肉の張りを感じるはずですが、痛みが出てくるようなら無理に伸ばさず、
痛みの無い範囲でストレッチしましょう(右図) |
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膝を曲げた状態
でのストレッチ |
この上記のストレッチングを1回10秒間静止するようにし、5回繰り返します。
これを1日に3セット行いましょう。